§6 感情とは何か。特性、種類、仕組み。

感情とは何ぞや。

この身体の中で蠢くもの、波打つもの。

私にとって、この感情というものの存在は非常に不可思議でした。

でもだからこそ、たっぷりと味わい、知る体験をしてきました。

***

 

まず、感情の特性。

 

それは、

◎無視すると溜まる。

◎やりきらないと溜まる。

です。

以上。

 

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さて、感情の種類。

 

感情には、

①純粋な単なる感情と、

②こんがらがった感情とがあります。

 

①純粋な単なる感情は、

乳児、幼児のそれと似ています。

大した理由なく立ち昇る「すきーーーーっ!」や「きらーーーい!」や。

「たのしいーーー!」や「うわあーーーん!(泣)」や「ぷんぷん!!!」や「うおーーー!」や。

 

瞬時に立ち昇り、

出し切ったら嘘のように姿を消し、

継続しない。

 

②こんがらがった感情は、

何層構造にもなっています。

怒りの奥に悲しみが潜んでいて、その奥にさらに怒りが潜んでいて…と。

思考と潜在意識と絡まり合い、渾然一体となっています。

 

だらだらと何日も何年も継続します。

 

①が良くて、②が悪いという話ではありません。

その逆でも、ありません。

 

ただ、そういう種類が、あります。

 

***

 

そしてそもそもの話、

感情は、センサーです。

感覚と同じく、あなたに元々備わった、センサー。

(元々は、ただ、立ち起こっているもの、とも言えます。

センサーという表現は、若干色を付けた表現ですね。)

 

喜怒哀楽において、

喜楽が良いもの、怒哀が悪いもの、では、ありません。

喜楽が優れていて、怒哀が劣っているのでも、ありません。

また、その逆でもありません。

 

でも、大多数の人間は生きているうちに、

善悪、優劣、出すべきもの、隠すべきもの、そういったジャッジを、

感情にくっつけてしまう。

 

もともとは

ただのセンサーであり、

ただ立ち起こっているだけのものに、

名前を付けて、色を付けて、壮大な意味を持たせる。くっつける。

 

そして感情を感じきる前に、

悪だ、劣っている、隠すべきものだ、と

判断した感情の存在そのものを、否定したり、攻撃したりする。

 

感情を感じきる前に、その存在を否定する。

⇒「抑圧」だとか、「感情に蓋をする」、と表現される状態です。

 

***

 

これを続けていくことで、何が起こるか。

(ここから仕組みのお話☆)

 

あなたの中では、

上記でいう②(こんがらがった感情)が量産されることとなります。

 

感情体験に後押しされ(それらが証拠の数々となり)、

多くの概念(思い込み、観念、前提といった「思考」)が作られ、

潜在意識に蓄積されていきます。

そしてさらに②(こんがらがった感情)が量産されていきます。

(以下ループ)

 

そう、①の純粋な単なる感情に大した理由がないのに対して、

②のこんがらがった感情は、概念(思考)とセットです。

 

感情体験って、私たちのこの肉体、ボディにとって、とてもリアルなものなんですよね。

このリアルな感情体験とセットになった概念(思考)というのは、

ハイパワーなんです。

現実への反映のされ方が。

 

だいぶざっくりと言うと、

あなたの中に「否定」という概念(思考)があると、

現実に否定される体験を繰り返す。

もしくは他者を否定する体験を繰り返す。

体験を繰り返すたびに、感情に裏打ちされた「否定」という概念(思考)が更に強固になる。

で、また繰り返す。

 

そんな仕組みに、なっています。

 

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感情の特性、種類、仕組みを知ったところで

一つポイントとなることがあるのですが、

 

長くなってきたので次の記事で☆

 

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