§5 リハビリ2:感情センサーを回復させる

リハビリ1:感覚センサーを回復させる

と同じように大切な、

 

「感情センサー」。

 

※なんのために大切なのか、って

それは

がんばってるのになぜか幸せじゃない人が

がんばってないのになぜか幸せな人に復活するために、

です(*´∀`)

念のため。

 

さて、

感情、感じてますか?

 

感情が自分の中に「ある」ことには、

多かれ少なかれ気付いている。

しかし普段、それを「どのように」そして「どこまで」感じているでしょう?

 

***

 

昨今、「感情を感じ切る、感じ尽くすことが大事」といった内容のことを

耳にしたことがある方も多いのでは、と思います。 

 

感情とは何ぞやというところ、

感情がどういった特性を持っているのか、などについては、

次回触れます。

 

そういった理論というか、仕組みの部分って

私自身、好きな領域なんですが、

 

そこを知ったことで

「感情を知ったつもり」で終わってしまうと

とてももったいない。

 

あぁ…なんのために………(´し _`;)

でございます。

 

知ることって、基本的に楽しいことです、人間にとって。

新しい情報は、脳にとっては刺激になりますから。

でも、

それを使って、感じることから逃げないでいただきたい。

 

というわけで、

先に、感情の感じ方=感情センサーの回復のさせ方について、

書いておこうかと思います。

 

***

 

冒頭で、

感情を「どのように」そして「どこまで」感じていますか?

と伺いました。

 

日常で、

誰かの言動に対してイラッとしたとしましょう。

それを「どのように」そして「どこまで」感じているか。

 

小さなイラッから、

イライラの波の中に巻き込まれて、

一日ずっとなんだかイライラして過ごしてしまった、なんて人もいるかもしれませんね。

これは感情と自分が同化してしまっている状態です。

 

最初のイラッがなぜ起きているかを観ていないし、

感じきることもしていない。

 

そうすると、似たような感情体験が繰り返しやってきます。

 

…あ、つい仕組みの話に………。

ざっくりとでやめておきますね(笑)。

 

要は、似たような感情体験が繰り返されるのが嫌なら、

◎イラッが起きた理由をひもといていくこと

◎イラッを感じきること

をすると、やめられるよ、って話です。

 

で、まずは「感じきること」をやっておくといい。

 

感じきるクセを付けていくようにすると、

自然と感情センサーが回復していく。

センサーが発しているシグナルを、ちゃんと拾うんです。

感覚センサーと同じ。

無視してると、鳴らなくなる。

拾うように拾うようにしてると、回復する。

それだけです。

 

***

 

感情を感じる前提が一つ。

それは

感情に気付いていること

です。

「あー、私今、イラッとしたなー」って、気付いていること。

だからどう(誰が悪いとか)、っていう話でなく、

ただ、「イラッとしてるんですねー、私ー」と、眺めている感じです。

 

さてそれでは。

 

感じ方の一つとして、

①身体のどのあたりでその感情を感じているかを観察していく

というのがあります。

 

イラッとした。⇒そのイラッは身体のどのあたりで感じているでしょう?

例えば目から上のあたり、頭部、であれば、

そこに意識を、神経を集中させます。

その目から上のあたり、頭部で感じているイラッを、ただただ感じ続けます。

 

この時に、自分に対するジャッジ、他者に対するジャッジの思考が出てきたとしても、

出てくるままにスルーさせます。

分析しようとする思考もスルーです。

今は思考ではなく、

イラッを感じることそのものに集中する時です。

 

これをひたすらやり続けると、

ふっ………と、

イラッがほどけて、消える瞬間がやってきます。

 

これが、「感じきった」サインです。

 

ほどけるのに時間がかかるものもありますが、

これを習慣付けていくと、基本的には感じきるまでの時間は短くなっていく傾向があります。

 

もう一つ、感じ方として

②全身を使って気が済むまで感じきる

というのがあります。

 

これは場所を選ぶとは思いますが、

現代の大人にはとても必要なのではないかなと思います。

特に、普段から大人ぶっている、いい子ぶっている、優等生ぶっている大人には。

(…私ですね(笑)。私にはとても有効でした(笑)。)

 

やり方は、

泣く、わめく、叫ぶ、暴れる、などです(笑)。

 

まず、一人になれる環境を準備します。

自分の部屋。どこかの部屋を借りる。カラオケボックスに一人で行く。

誰もいない大自然の中へ行く。

準備しようと思えば準備できます。

 

そこで、

泣きたいだけ泣きます。

わめきたいだけわめきます。

叫びたいだけ叫びます。

ちょっとご近所が気になる部屋だったら、

クッションや枕にタオルを当てたものを口に押し当ててやると、ボリュームを落とせます。

 

柔らかいクッション、枕、布団類をできるだけ多く準備しておくといいです。

自分の手足、身体を痛めないように、そして物も壊さないように。

殴ったり蹴ったりしたかったら、それらを使って気が済むまでやります。

あーーー!もうやりきった!出し切った!と感じるまで。

へろっへろになりながら、汗をかきながら、泣きわめきながら。

 

とにかく踊りたい!みたいな衝動が沸き起こる人もいるかもしれません。

その衝動のままに、自由に、感じるままに、手足を、身体を動かし、踊って下さい。

 

えーーー………っ、いい大人がそんなことしてどうすんの?

って思う人ほど、やってみるといいです。

 

***

 

私たちはいつの間にか、

デパートの床に寝転がって駄々をこねる、とか(笑)、

やらなくなりました。

楽しかったらスキップする、とか。

 

なんなら、子供の時ですら、

そんなことしませんでした、できませんでした、っていう人もいるでしょう。

 

最初は「感じる」がよく分からなくても、

とにかく「やる」ことです。

 

正解を探さないで下さい。

 

あなたはあなたのままでいつも正解です。

 

「上手に」やろうとしないで下さい。

 

誰に見せるわけでもありません。

 

あなたはいつも、最善です。

 

ただ感じていれば、あなたなりの感じるが、そこにあることに気付きます。

 

***

 

今回は、こんなところで。

(●´・∀・`)ノ”

 

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